どんな野菜?
寺島なすは、「元禄郷帳」(1688~1704)によれば白鬚神社の周辺(かつて寺島村と呼ばれていた)は水田が中心の近郊農村でしたが、隅田川上流から運ばれてきた肥沃な土がナス作りに適していたためにナスの産地でした。
享保20年(1735)の「続江戸砂子温故名跡志」には、「寺島茄子 西葛西の内也。中の郷の先、江戸より一里余」「夏秋の中の嘉蔬とす。」とあり、江戸近郊で生産されていたことが記されています。また、文政11年(1828)の「新編武蔵風土記稿」には、「東西葛西領中にて作るもの」は「形は小なれどもわせなすと呼び賞美す」と絶品だったことを示しています。
鶏卵ほどの小ぶりなナスで、早生品種なので初物好きな江戸っ子には好評だったようです。果皮はやや厚めで熱を加えるとトロミと旨味が増します。当時は漬物が主だったようですが、油を用いた天ぷらや炒めものなどにするととろみが出て絶品です。
美味しく食べるには?
漬物などでもおいしいですが、特に油を使った天ぷらや炒め物がおすすめです。
味はスーパーに販売しているナスとは比較にならない美味しさです。
ただ皮が固めなので、美味しく食べるためには部分的に皮をむくなど工夫が不可欠です。
・なすの栄養素はこちらをご覧ください。
購入できる場所
(1)野菜の入手
(2)種子・苗の入手
なすの育て方(家庭菜園)
・なすの育て方はこちらをご覧ください。
イベント情報
[2022年]
08/21 | 第1回寺島なす★祭り (墨田公園/情報元:すみだ観光サイト) |
07/07 | たもんじ交流農園・寺島ナス販売 (東向島駅前ほか/情報元:寺島・玉ノ井まちづくり競技会) |
05/01 | 寺島ナス苗販売 (東向島駅前/情報元:寺島・玉ノ井まちづくり競技会) |
[2020年]
08/09- | ナスフェス (無印良品(銀座)) |
04/29 | 寺島なす販売会 (東武・東向島駅高架下) |
[2019年]
04/28 | 寺島なす販売会 (東武・東向島駅高架下) |
04/29-04/30 | 寺島なす販売会 (玉ノ井カフェ) |
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