どんな野菜？
谷中しょうがは、古くから寺町で知られている台東区にある谷中の名前がついている野菜ですが、江戸時代に主に栽培されていたのは谷中本村と呼ばれる荒川区西日暮里1～2丁目付近で、保水力のある肥沃な土壌と台地の陰となり西日の当たらない環境が生姜の栽培に適していました。三河島や尾久などでも栽培されていましたが、谷中本村で栽培されたものはスジがなく香りも良いために、谷中の寺院や神社などがお盆のお中元として贈ったことから「盆ショウガ」ともいわれ、その名が広く知れ渡るようになりました。
関東大震災後、都心部の市街地からの人口流入などにより荒川区の農地は減っていき、戦前には谷中しょうがは栽培されなくなり、他県産や別品種の葉生姜を谷中しょうがと呼ぶことが多くなりました。
東京では一部の農家が自家用にほそぼそと栽培してましたが、伝統野菜復活の機運が盛り上がった2009年（平成21）頃から徐々に増えていき、現在では約20農家が生産を手掛けています。
美味しく食べるには？
生姜は出世魚ならぬ「出世野菜」です。収獲時期やサイズによって呼び名がさまざまに変わります。
・矢生姜・筆生姜・・・茎葉が生い茂って塊茎が肥大し始めた頃に収穫したもの。甘酢につけてはじかみとして食べます。
・葉生姜・・・茎葉が生い茂って株元が赤くなった時に収穫したもの。味噌をつけて生で食べます。
・根生姜・新生姜・・・地上部の茎葉が黄化したあとに収穫したもの。甘酢漬けや紅生姜などに。
・古根生姜（ひねしょうが）・・・種生姜として植え付け栽培した後に再収獲したもの。繊維質で辛みが強くすりおろして薬味として食べます。
特に谷中しょうがは「葉生姜といえば谷中しょうが」といわれているぐらいで、葉生姜で食べることをおすすめします。
しょうがの栄養素
・しょうがの栄養素は、こちらをご覧ください。
しょうがの育て方（家庭菜園）
・しょうがの育て方は、こちらをご覧ください。
購入できる場所
（１）野菜の入手
| 調査中 |
（２）種子・苗の入手
| 種子 | 調査中 |
最新情報
[2023年]
| xx月xx日 |
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