種子・苗の入手
(江戸東京野菜の種子・苗)
みょうがの一般的な栽培例
植えどき | 3~4月 |
発芽適温 | 15℃程度 |
好光性種子 | - |
覆土 | 5cm(根株) |
生育適温 | 20~25℃ |
収穫 | 7~10月 |
自家/他家 | - |
花芽分化 | - |
休裁年数 | 連作OK 約3年で植え替えが理想 |
(難易度)
種から栽培:★☆☆☆☆(易)(根株)
苗から栽培:★☆☆☆☆(易)
【育て方は簡単?!】
育てるのは非常に簡単です。庭の隅の一年中じめじめとしていて薄日があたるかどうかの半日陰に、春に根株か苗を植えると成長してその年の秋か翌年の夏には収獲でき、冬は地上部が枯れますがそのままほっておいても来年の春にはまた芽が出て収穫できます。手がかかるのは植えるのと収獲くらいですかね?!というくらい簡単なのですが、いちおう下記に細かく育て方を書きました。
【準備】
どんな土でも育てることはできますが、強い直射日光が当たる所や乾燥しやすい所は避けた方が良いです。植える場所が決まったら1ヵ月前までには堆肥と石灰を少しまいてよく耕しておくと良いです。
【植え付け】
種子では売られませんので、3~4月に根株またはポット苗を購入し植えつけます。根株は茗荷の根を乾燥させたもの、ポット苗はその根株を発芽させたものです。根株は5cmくらいの深さに埋め、植えつけたらしっかりと水をやります。落ち葉や藁などを敷き、乾燥や雑草が生えるのを防ぐとより良いです。1ヵ月程度で発芽して葉っぱが見えてきます。
【追肥・水やり】
茗荷は多湿を好むので乾燥させないようにする必要があります。乾燥するような場所であれば水やりを忘れずにしましょう。じめじめした半日陰に植えた場合には水やりは不要です。追肥する場合は芽が伸び始め草丈が20~30cmに伸びた頃に与えます。
【収穫】
1年目は9月頃から、2年目以降は7月頃から収獲がはじまります。株元に近い土の中からつぼみが見えたら手で折って収獲します。花が咲く直前の硬くしまった状態のつぼみを収獲するのが良いです。
【冬越し】
11~12月になり地上部が枯れてきたら、地上部は刈り取り、根茎はそのままほっておいても来年の春にはまた新芽が出てきます。プランターなど乾燥しやすい場所の場合には、乾燥しないように時々水やりが必要です。3~4年育てていると、根茎が混み合ってきて収穫量が減ってくることがあります。その場合には3~4年に1度は根茎を掘り返して植え替えるようにします。ただし、茗荷は連作を嫌うので新しい場所や用土に植える必要があります。
【ミョウガタケの栽培】
ミョウガタケを栽培したい場合には、春に新芽が出てきたらバケツや鉢などを被せ、まったく日光が当たらない状態を作ります。茎が伸びて頭が被せ物の上に到達する前に収穫します。プラスチックなどを被せ物にする場合には、薄日が通ってしまう可能性があり、やや青みが出てえぐみが出る場合がありますので、完全に日光を遮ることができるものがお勧めです。また、ほんのりとした紅色をつけたい場合には途中で1~2回ほど一時的に光に当てる必要がありますが、かなり難しくコツがいるようです。ミョウガタケを栽培する場合には2年目以降の株で栽培することをお勧めします。
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